メニュー

めまい

「ふわっと宙に浮いたような感じがする」
「急にグラッとして立っていられない」
「常にフラフラしていて地に足がついていないような感覚がある」――。

めまいは耳や脳の病気で起こることもありますが、検査をしても原因がはっきりしないことも少なくありません。
そんなとき、見落とされがちなのが**こころの不調による“めまい”**です。

実は、精神的なストレスや不安、気分の変化が、身体症状として「めまい」として現れることがあるのです。


精神疾患と関連するめまいの主な原因

◉ 不安障害・パニック障害
強い不安が続いている状態では、交感神経が過剰に働き、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
その結果、「急に目の前がぐるぐるする」「立ち上がるとフワッとする」といっためまいが起きることがあります。
パニック障害では、動悸や息苦しさとともに、めまいを伴う発作が突然起きることもあります。

◉ 心身症
ストレスや心理的な緊張が、身体的な症状として現れることがあります。
このようなケースでは、めまいの他にも、頭痛・吐き気・しびれ・倦怠感など、さまざまな症状が出現します。
検査では異常が見つからないのに症状が続くため、周囲に理解されにくく、孤独感を抱えやすいのが特徴です。

◉ うつ病
うつ状態では、自律神経の乱れや心身のエネルギー低下によって、ふらつきやめまいなどの身体の症状が出ることがあります。
「朝起き上がれない」「歩くと頭がグラグラする」といった訴えもよく見られます。
気分の落ち込みや集中力の低下が背景にあり、本人も「めまいが心の問題と関係している」と気づかないこともあります。。


めまいは「こころのサイン」のこともあります

めまいが続くと、「また起きたらどうしよう」「倒れてしまうかも」と不安になり、外出や仕事に支障をきたすこともあります。
ですが、身体の検査で原因が見つからないと、「気のせい」「怠けているだけ」と思われるのではないかと不安になる方も多くいらっしゃいます。

めまいは、こころと身体の両方から丁寧に見ていくことが大切です。
とくに、ストレスや気分の変化と関連している場合は、こころの状態を整えることで症状が改善するケースも少なくありません。

当院では、身体症状の背後にあるこころの状態にも目を向けながら、お一人おひとりに合った対応を大切にしています。
「原因がわからないめまい」に悩んでいる方は、ポラリスこころのクリニック国分寺にぜひ一度ご相談ください。

関連する疾患

うつ病

適応障害

不眠症

パニック障害

不安障害

統合失調症

双極性障害

PTS

自閉症スペクトラム症

ADHD

 

この記事を執筆した人
ポラリスこころのクリニック
院長 萩原将孝

日本精神神経学会認定精神科専門医

厚生労働省精神保健指定医

日本医師会認定産業医

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME