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集中力が続かない

「本を読んでも頭に入らない」「仕事に集中できず、ミスが増えた」「何をしていても落ち着かない」。
それは、単なる気のせいや「やる気の問題」ではなく、こころや脳が疲れているサインかもしれません。

私のこれまでの診療の中でも患者様からの「集中力が続かない」という訴えはとてもよく聞きます。
実はこの症状、さまざまな精神疾患の入り口として現れることがあるのです。

たとえば「うつ病」では、気分の落ち込みや意欲低下とともに、集中力の低下が目立ちます。考えがまとまらず、ちょっとした作業でも時間がかかってしまったり、普段ならできることが急に難しく感じたりします。

また、「不安障害」の方では、頭の中が常に心配ごとでいっぱいになり、注意があちこちに向いてしまいます。何かを始めても気が散ってしまい、うまく進まないことが多いのです。

さらに、「ADHD(注意欠如・多動症)」といわれる特性を持つ人では、元々集中力が持続しにくいという傾向があります。仕事や家事の中で「うっかりミス」「段取りが苦手」といった悩みとして現れます。

他にも、強いストレスがかかっているときや、眠れていないとき、または甲状腺の病気や貧血など身体の不調が背景にあることも考えられます。

「集中できない」は、日常生活で誰しも一度は感じたことのある悩みだからこそ、見過ごされがちです。
でも、それが長く続くようなら、一度こころと体の両面から見直してみることが大切です。

ポラリスこころのクリニックにどうぞお気軽にご相談ください。あなたの「今の状態」を一緒に整理していくことから、回復への第一歩が始まります。

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この記事を執筆した人
ポラリスこころのクリニック
院長 萩原将孝

日本精神神経学会認定精神科専門医

厚生労働省精神保健指定医

日本医師会認定産業医

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